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上記工程後、調整~シリンジ充填~包装工程を経て製品となります。
細胞構築
生産したい物質(目的物質)をコードした遺伝子をベクターと呼ばれるカセットに組み込む。
遺伝子を宿主と呼ばれる細胞に導入し、目的物質をつくりだす細胞を構築する。
この段階で、目的物質をよりたくさんつくる細胞を選び出す
選び出された細胞を増やした後、小分けして容器に入れ、凍結保存する。これらをセルバンクと呼ぶ。
小分けされた細胞がその後の製造につかわれる。
原薬(有効成分)の製造
セルバンクに保管された細胞を「培地」と呼ばれる液体にいれ、細胞を増殖させる。数百mLから数千Lのスケールまで段階的に拡大して培養を行い、 その過程で培養液中に目的物質が分泌される。
果物や穀物の収穫にたとえて、“ハーベスト”とも呼ばれる。
フィルター等を用い、細胞を培養液から除く工程。細胞が除かれた液を「培養上清」と呼ぶ。
ハーベストによって得た培養上清から、目的物質のみを取り出す工程。
クロマトグラフィーと呼ばれる技術を用いて様々な特性をもった樹脂を活用し、目的物質を純品に仕上げる。
出来あがった液を「原薬」と呼ぶ。
上記工程後、調整~シリンジ充填~包装工程を経て製品となります。