中期経営計画
Medium-term management plan
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当社は、2020年度をスタートとする3カ年中期経営計画(2023年3月末まで)を策定しましたので、お知らせいたします。
この中期経営計画では、2025年に当社が創業50周年を迎えること、同時に2020年度以降、本格的なグローバル化を果たすことから、事業活動の全てにおいて、また社員一人ひとりにおいて求められている「変革」をキーワードといたしました。
中期経営計画策定にあたり、これまでの当社の歴史や価値・特色を見直し、今後10年間の成長の可能性を視野に入れて検討するため、2030年を見据えた中長期経営ビジョン「Toward 2030」を作成し、引き続き「グローバルで存在感のある研究開発型企業」を目指す姿として、以下に挙げた具体的な企業像を達成するための取り組みを進めてまいります。
REVOLUTION into the Futureをスローガンに、「チームJCR」の総力を結集して、事業活動の質的・量的な変革(REVOLUTION)に取り組み、中長期ビジョンの実現に向けて邁進いたします。
2025年の創業50周年にむけ、また、本格的なグローバル化に向け、事業活動も大きな変革が求められ、それにともない社員一人ひとりも変わらなければならないと考えております。
希少疾病領域での本格的なグローバル展開を見据え、重要経営課題を以下の通り設定いたします。
① 希少疾病領域におけるJCRの重要性がさらに高まることを踏まえた品質保証体制の質・量的拡充
② 今後数年間の収益基盤強化に向けた既存製品の持続的成長のための取り組み
③ ライソゾーム病領域の次を見据えた基礎研究・応用研究の拡充
④ 本格的なグローバル化を見据えた生産・研究への積極的な設備投資の検討・着手
⑤ 将来におけるライソゾーム病治療薬の事業価値最大化のためのエビデンス構築を含む製品戦略の立案
⑥ 本格的なグローバル化以降の業容拡大を見据えた業務および組織構造改革・人財育成
売上高において、対前年比プラスという安定的成長を達成し、最終年度にあたる2022年度に売上高320~360億円の達成を目指します。また、ライソゾーム病治療薬を含めた研究開発の加速に伴い、研究開発には十分な投資を行っていく方針であり、研究開発費は売上高比率20%を目安に投資を行い、必要であればそれを超えることも許容いたします。この増加を吸収し、70~100億円の営業利益を目標といたします。
2019年度(実績) | 2022年度(目標) | |
売上高 | 247億円 | 320~360億円 |
営業利益 | 32億円 | 70~100億円 |
売上高研究開発費率 | 24% | 20%目安 |
株主配当については、安定配当を基本方針とし、期待に応える株主還元と財務の健全性のバランスを重視し、配当性向は30%を目安といたします。
当社では、「希少疾病とともに生きるあなたに寄り添う医療の実現」こそが価値創造の基本であるとの認識のもと、「希少疾病:Rare Diseases」「環境:Environment」「社会:Society」「コーポレート・ガバナンス:Corporate Governance」を重点領域とし、事業活動を通じてそれらの課題を解決し、その成果を社内外の幅広いステークホルダーに還元・共有しながら「誰一人取り残さない (No one will be left behind)」という持続可能な開発目標(SDGs)の精神に沿ったサステナビリティの実現を目指します。
「希少疾病領域」におけるグローバルスペシャリティファーマを目指して、サステナビリティにおいても、質的・量的な「変革」を図ります。