JCRの挑戦 03 営業

「イズカーゴ®」を必要としている患者の皆さんへ
いち早く届けるために

Introduction

2021年5月にJCRから上市されたムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ®」は、JCRの独自技術J-Brain Cargo®を適用した世界で初めての血液脳関門通過型酵素製剤である。12年以上の歳月をかけて誕生したこの新薬を、必要とされている患者の皆さんへいち早く届けたい、という営業本部の挑戦を追った。

営業本部 マーケティング部
ライソゾーム病グループ

N.S

2020年入社
経営管理研究科 経営管理専攻

入社後、営業本部に配属。ムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ®」の発売準備を担当。2020年11月、マーケティング部にライソゾーム病グループが新設され、マーケティング戦略を策定および実行を担当。

営業本部 近畿営業部
大阪・紀和エリア

S.H

2006年入社
工学部 生物応用工学科

入社後、営業本部に配属。営業本部に配属。北関東・甲信越エリアで栃木県・茨城県を担当。2008年、関西北陸エリアで富山県・石川県を担当。2010年、関西北陸エリアで大阪府を担当。

profile
Theme 01

他部門の社員からのバトンを受け取り
いち早く患者さんへ届けるために

2021年5月、ついにJCRのムコ多糖症II型治療薬「イズカーゴ®」が日本の医療現場での処方が可能になった。血液脳関門を通過させ、脳に直接薬剤を届ける技術研究を始めて12年以上の歳月をかけて誕生したJ-Brain Cargo®。 「イズカーゴ®」は、この独自技術を適用した世界で初めての医薬品である。ここに至るまでにはJCR社員たちの長く険しい道のりがあった。そして、この医薬品を世に広めるべく、そのバトンを託されたのが営業本部だ。
「『イズカーゴ®』は、点滴での投与で脳内に必要な酵素を届けられるこれまでの薬剤にはない世界初の画期的な医薬品です。これを必要とされている患者の皆さんへいち早く届けること、それが私たちに託された使命でした」 そう話すN.Sは、営業本部において「イズカーゴ®」の発売準備から関わってきたマーケティング戦略グループのリーダーだ。N.S は各種データに基づいた販売戦略や販売予測を決定する業務と並行しながら、発売1年前からMRを集めては何度も研修会を開いてきたという。
「このプロジェクトに関わる人たちにまず意識してもらいたかったのは、ムコ多糖症というJCRとしても全く未知の領域に参入すること、そして、この製品が患者さん本人やそのご家族にどれだけ影響力のあるものかを理解してもらうことでした。そのためにはじっくり時間をかけて、理解度を深めてもらう必要があると考えました。実際、回を重ねるごとに、みんなのモチベーションも高まり、次第に一体感が生まれていったと思います」(N.S)。

Theme 02

チームJCRだからこそ創出できた「イズカーゴ®
その思いを胸に全力で取り組む

入社以来15年以上にわたり、営業一筋で歩んできたS.Hにとっても、「イズカーゴ®」を販売することには並々ならぬ思いがあったと振り返る。 「当然ながら、「イズカーゴ®」がJCRにとって期待値の高い新薬であることは重々承知していましたから、確実に患者の皆さんへ届けなければという思いがありました」(S.H)。 営業本部では、まずは担当地域ごとのメンバー全員がそれぞれの担当施設で患者の皆さんの病態についての情報を集積し、医師の意見を伺い、提案するという手順を繰り返し実施できるよう、情報共有の徹底を図っていったという。 そして2021年5月19日、念願の発売日を迎えることになる。
研究開発からスタートし、生産、開発、そして発売に至るまで、様々な部署でたくさんの人々が関わり、ようやく患者の皆さんへ届けられる喜びを全社員で実感した。「「イズカーゴ®」は、全社員がお互いにリスペクトし合っている“チームJCR”だからこそ創出することができました。無事に患者の皆さんへ届けられるようになって良かったです」。そう言ってN.Sは微笑んだ。

Theme 03

反響も大きく
「イズカーゴ®」への
期待度を実感

S.H自身、「イズカーゴ®」の発売時は現場担当の支援や補佐役として、メンバーの進捗把握に務めていたが、発売後、日々報告される反響の大きさに驚きを隠せなかったという。
「「イズカーゴ®」に期待しているという声が次々に報告されましたので、本当に期待の大きさを実感しました。」またその一方で「ムコ多糖症II型の患者さんと一言でいっても、軽症から重症まで背景や状況も異なるわけで、その症状によっては不要と判断される方や既存薬に信頼を置く医師ももちろんいらっしゃいます。患者の皆さんや医師が心から望む治療を提供できるよう、私たちは情報提供・収集活動に努めることを大事にしています」(S.H)。今後も新たな知見やデータが得られれば、医師へ適切な情報提供を続けていくことが大切だとS.Hは話す。

Theme 04

次のステップとして見据えるのは
世界の患者の皆さんのために
データを広く収集すること

より多くの患者の皆さんへ「イズカーゴ®」を届けることはもちろん、更に世界の患者の皆さんのためにデータを広く収集していきたいとN.Sは話す。 「臨床データを蓄積することで、ムコ多糖症II型の啓発活動にも着手していきたい。それが形になれば、診断が遅れて辛い思いをされる患者さんやご家族が一人でも減ることになると思うので。 また、「イズカーゴ®」は世界に先駆けて日本で発売されました。この実臨床の場で蓄積されたデータは、「イズカーゴ®」を世界の患者の皆さんにお届けするにあたり大切な土台となります。 適正な使用・治療法としてしっかり確立させたいと思っています。」(N.S)。
またS.Hは、今後、海外で上市された際に、日本の長期データを参考にすることで、海外でも使用症例が増えることに期待していると話す。「多数の長期データが確立されることで、新生児マススクリーニング検査にライソゾーム病を加える議論が全国的に拡大し、早期診断・早期治療が当たり前になることも切に願っています」(S.H)。「まさに「イズカーゴ®」︎を以って、日本から世界への挑戦です」とN.SとS.H。彼らは今の状況だけで満足することなく、その先にある次のビジョン=実現したい未来に向かって、前進し続けている。

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